起動しないPCで、データのために先に確認すること
パソコンが起動しないときは、先に「本体を直したい」「中のデータを残したい」の優先順位を決めます。画面の案内に従って初期化する前に、必要なデータが別の場所にあるかを確認してください。
初期化のボタンを押す前に、保存済みのデータを探す
別の正常な端末から、外付け媒体や利用中のクラウドに、必要なファイルがあるかを確認します。名前だけでなく内容と更新日も確認してください。バックアップがない場合は、ファイルの種類と、最後に使えた時期を控えます。
起動しないという症状だけで、SSDやHDDの中身が失われたとは判断できません。逆に、本体が動かなくてもデータは必ず取り出せる、という約束もできません。
「ファイルを保持する」も、事前確認なしで進めない
Windowsのリセットには複数の選択肢があります。Microsoftの説明では、「すべて削除する」は個人用ファイル・アプリ・設定を削除し、「ファイルを保持する」でもアプリや設定は削除されます。
必要なデータの確認が済むまでは、初期化、再インストール、フォーマット、パーティション変更を進めないでください。画面にそれらを求める表示が出ても、データを残すために必要な操作とは限りません。
復元ソフトを試す前に、作業を止める判断をする
誤って削除したファイルでは、その後の書き込みが復元の妨げになる場合があります。Microsoftのファイル回復案内も、回復の可能性を高めるためPCの使用を抑えるよう案内しています。
取り戻したいデータが1か所にしかない、認識が不安定、異音や落下・水濡れがある場合は、自分でソフトを追加したり検査を繰り返したりせず、状態を伝えて相談してください。これは本舗の基礎ガイドとしての中止目安であり、故障原因の診断ではありません。
通常のデータ取り出しと、重度の復旧を分ける
本舗の標準的なデータ取り出しは、正常に読み取れる媒体からのコピーが対象です。媒体自体の故障、重度の破損、消去済みデータの復元は、同じ作業として扱いません。対応範囲を確認し、専門業者を検討する場合も事前に説明します。
初回相談では、症状、必要なファイルの種類、バックアップの有無、初期化などをすでに行ったかをお知らせください。パスワードやBitLocker回復キーは入力せず、キーが見つかるかどうかだけを伝えてください。